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STREET FIGHTER II The World Warrior STREET FIGHTER II' CHAMPION EDITION STREET FIGHTER II' TURBO HYPER FIGHTING STREET FIGHTER II 拳(KEN)聖(SEI)土竜(MOGURA) 機種:AC, X68k, SFC, GB, PCE, MD, SS, PS, PS2, PSP, NS, PS4, Xbox1, Win 作曲者 (*1):下村陽子 (*2)、阿部功 (*3) 効果音:下村陽子 (*4) (*5) SFC版 サウンドデザイン:坂口由洋 (OYABUN)、下村陽子 (P♪)、西村達也 (ANIE)、阿部功 (OYAJI) GB版 サウンド:富樫則彦 PCE版『ダッシュ』 ミュージックデザイン:山口真理、阿部功 SFC版『ターボ』 ミュージックデザイン:阿部功、里村由紀 開発・発売元:カプコン 開発協力 (拳聖土竜):トーゴ、シグマ 発売年:1991年3月 (AC II)、1992年4月 (AC II')、1992年12月 (AC II' TURBO)、1994年 (AC II 拳聖土竜) 概要 『ストリートファイター』の続編で、格闘ゲームブームを巻き起こした言わずと知れた格闘ゲーム人気シリーズ。 下村陽子氏の手による、各国の代表ファイターたちのキャラクター性を的確に表現した熱いBGMの数々も人気となった。 キャラの体力が一定値以下になった際にBGMがテンポを速めてアレンジしたものに切り替わるという臨場感溢れる作りも特徴で、『Ⅱ』以降のシリーズには受け継がれなかった本作独自の要素となっている。 『ダッシュ』・『ターボ』といったアッパーバージョンが作られたが、2曲が追加されているのみで他の曲は変わらず。 1992年の冬、下村氏はSFC版『II』の制作に勤しんでいたが、そこへ西谷亮氏の電話で『ダッシュ』の企画を伝えられたという。 過酷なスケジュールに加え、音声合成の開発システムが『II』と若干異なるうえ、新しい機材とデータのやり取りが全くできないという事態に陥ったという。 年末から正月にかけて (*6) の旅行 の後、西谷氏に「追加曲は四天王EDだけでいい」と言わせた合意を取れたため、せっかくだからと1コインクリアスタッフロールの曲も追加したという。(*7) ゲームボーイ版はキャラの削減に伴いいくつかのBGMも削除された。 キャラクターが追加された『スパII』、隠しボスが追加された『スパIIX』の曲は『スーパーストリートファイターIIX』を参照。 (前作:ストリートファイター 次作:スーパーストリートファイターII ナンバリング次作:ストリートファイターIII) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトルデモ 下村陽子 アーケード163位 クレジット プレイヤーセレクト V.S.画面 阿部功 日本(リュウ) 下村陽子 SFC133位アーケード74位格闘ゲーム49位第2回マイナーレトロ159位和風27位1990年代122位 ステージ終了 ブラジル(ブランカ) 格闘ゲーム448位 アメリカ(ガイル) 第2回291位格闘ゲーム31位アーケード297位第2回アーケード99位 中国(春麗) ボーナスステージ 『拳聖土竜』ではラウンド間会話シーンで使用 途中参加ファンファーレ 阿部功 日本(E.本田) 下村陽子 和風138位 アメリカ(ケン) アーケード263位格闘ゲーム44位 ソビエト(ザンギエフ) 格闘ゲーム86位 インド(ダルシム) アメリカ(M.バイソン) 第2回209位第5回721位SFC198位格闘ゲーム5位第2回アーケード210位 スペイン(バルログ) 格闘ゲーム132位アーケード296位 タイ(サガット) 阿部功 タイ(ベガ) 下村陽子 エンディング(リュウ) エンディング(ブランカ) エンディング(ガイル) エンディング(春麗) のちに「Chun-Li’s Ending」とされる 「もう くよくよしていられないわ」~のちに「Chun-Li’s Ending 2」とされる エンディング(E.本田) エンディング(ケン) のちに「Ken’s Ending」とされる 作:メンデルスゾーン編:下村陽子 のちに「Ken’s Ending 2」とされる原曲:「結婚行進曲」 エンディング(ザンギエフ) 下村陽子 エンディング(ダルシム) コンティニュー ゲームオーバー ランキングディスプレイ 『ストリートファイターII ―G.S.M. CAPCOM 4―』収録ARRANGE VERSION 春雷 作:下村陽子編:ALPH LYLA 「日本(リュウ)」~「アメリカ(ガイル)」~「中国(春麗)」~「日本(E.本田)」~「インド(ダルシム)」~「ブラジル(ブランカ)」~「ソビエト(ザンギエフ)」~「アメリカ(ケン)」~「アメリカ(ガイル)」~「エンディング(リュウ)」のアレンジメドレーギター:阿部功 (OYAJI) ストリートファイターII' 追加曲 四天王 ENDING 下村陽子 STAFF ROLL 1コインクリアスタッフロール無印SFC版でも使用されている 『バース ―G.S.M. CAPCOM 6―』収録ARRANGE VERSION Ready to Fight! 作:下村陽子編:ALPH LYLA、たっつぃー、パックン 「STAFF ROLL」のアレンジ歌詞:ALPH LYLA演奏:ALPH LYLAギター:上田和史 (うっぴー)ドラムス:たっつぃーベース:WOODYキーボード:パックンゲストボーカル&コーラス:BOOGIE OHYAMA (J.B)コーラス:JUN OZAKI (J.B)3DO, SS, PS, DC版『スパII X』、PS2版『ハイパーストII』で使用 サウンドトラック ストリートファイターII ―G.S.M. CAPCOM 4― ARRANGE VERSION、アーケード版(各ステージBGMのピンチバージョン含む)を収録。 曲名は日本語で、ステージBGMが「国名(キャラクター名)」、エンディングが「エンディング(キャラクター名)」となっている バース ―G.S.M. CAPCOM 6― 「STAFF ROLL」のARRANGE VERSION、『ストII'』からの追加曲2曲を収録 Street Fighter II The Definitive Soundtrack 各ステージBGMのピンチバージョンも(Critical)として収録。 曲名は英語で「(キャラクター名)'s Theme」、「(キャラクター名)'s Ending」となっている。 四天王の名称は海外基準で、「M.バイソン」→「Balrog」、「バルログ」→「Vega」、「ベガ」→「M. Bison」となっている ストリートファイターIIターボ + ダッシュプラス オリジナル・サウンドトラック スーパーファミコン版ターボ、メガドライブ版ダッシュプラスの音源を収録。 曲名は英語で「(キャラクター名)'s Theme」、「(キャラクター名)'s Ending」となっている
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素敵な食器を見つけました 粉引の器を買いに行きました。 娘の友人やそのお母さんが遊びに来るようになって、私もお邪魔する機会があるのですが ほとんどのお母さんがものすごく食器にこだわりがあることにビックリしました。 なるほど、美しい器は料理をとても引き立ててくれます。 私が店頭で見ていいな、と思ったのは粉引しのぎと言われるうつわ。 すべて手作業でしのぎが入れてあり、とてもあたたかい感じのするうつわです。 今回はマグカップを購入しました。 私もおしゃれなお母さんたちの仲間入りができるよう、少しずつセンスを磨いていきたいと思います。 http //www.discountmbtsonsale.com/
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STREET FIGHTER IV (ストリートファイター4)の攻略 STREET FIGHTER IV (ストリートファイター4)の攻略ゲーム 攻略本・サウンドトラックなど 攻略サイト その他 ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 カプコン 公式HP PLAYSTATION 3 ¥ 8,390 2009/2/12 Xbox 360 ¥ 8,390 PC¥ 7,340 攻略本・サウンドトラックなど 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 ストリートファイターIV ザ・コンプリートガイド ストリートファイターIV 限定コントローラー ファイトパッド リュウ 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 STREET FIGHTER IV Wiki その他 戻る
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sage2より収録。ストリートファイター15周年記念パック。 カプコンの版権承諾(ロックマンシール)が貼られている。 格闘ゲーム作品のクロスオーバーはsage3のエキストラエクスパンションの ブレイブルーが久しぶりである。 内容は全てキャラクターカード構成。 全般的にその手の方ファン用アイテム。記念コレクション用といったところだろうか。 (sageⅡ時代のエキストラパックはこれに限らずそうであるが) EP114 孤高の求道者“リュウ” EP115 炎の昇竜“ケン”
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ストリートファイターIV 概要 特徴 キャラクター 格闘ゲームとしての特徴 バランス総評 評価点 賛否両論点 問題点 CS機版 スーパーストリートファイターIV 概要(スパIV) 特徴(スパIV) スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 概要(AE) 特徴(AE) 問題点(AE) ウルトラストリートファイターIV 概要(ウルIV) 特徴(ウルIV) 問題点(ウルIV) 総評 余談 ストリートファイターIV 【すとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケードプレイステーション3Xbox 360Windows Vista 使用基板 【AC】Taito Type X2 販売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 稼働開始日 【AC】2008年7月18日 発売日 【PS3/360】2009年2月12日【Win】2009年7月2日 価格 【PS3/360】8,390円【Win】7,340円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし ポイント 久々のシリーズ新作どちらかと言えば保守的な作り格闘ゲーム界隈の活性化に貢献 ストリートファイターシリーズ 概要 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』より約10年を経てリリースされた、シリーズナンバリング第4作。 グラフィックは3Dとなったが、ゲーム性は2Dのまま。言わば『ストリートファイターEX』と同様の形式である。 初心者救済として実装されたブロッキングにより競技性の低下が余儀なくされた『3rd』への反省から『ストリートファイターII』への原点回帰を掲げた本作は、旧来のプレイヤーを再び集められる対戦ツールを目指して製作され、技術介入度が必要な操作からシンプルで比較的入力難度が高くなくそれでいて強いキャラ等を用意しており、それらを駆使し駆け引きを楽しむことができるシステムが採用された。 一方で、当時の格ゲー界における先端的なシステムも組み込まれ、格ゲー初心者には取っ付き易く、熟練者にも遊び甲斐を感じさせる、非常に間口の広い仕上がりとなった。 CS機版の発売を機に対戦熱が一気に上昇した。 わかり易い駆け引きと奥深さによって対戦人気・プレイ人口は圧倒的で、2010年代の格闘ゲームシーンを牽引した。 その後バージョンアップ版『スーパーストリートファイターIV』が稼働。 この作品からさらに「ARCADE EDITION」⇒「AC ver.2012」とバージョンアップされている。 2014年から最終作『ウルトラストリートファイターIV』に移行し、キャラクターや新要素が追加された。 特徴 「原点回帰」を謳っただけあって、基本的には『ストリートファイターII』がベース。しかし、投げのシステムやEX必殺技などは『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のものを輸入している。 パワーゲージであるスーパーコンボゲージは4分割されており、1ブロック(25%)消費することで必殺技の強化版であるEX必殺技を、4ブロック(100%)消費することで超必殺技のスーパーコンボを出すことができる。 目玉となる新システムは「ウルトラコンボ」「セービングアタック」の2つ。 ウルトラコンボ ダメージを受けることで溜まっていくリベンジゲージが一定以上溜まることで、派手な演出を伴う超必殺技が使える。使用すると溜まったリベンジゲージを全て消費し、消費量に比例して威力が上がる。下記のスーパーコンボと違い、通常技や必殺技からキャンセルは出来ない。 スーパーコンボゲージを全て消費して使う「スーパーコンボ」も併存しており、こちらは通常技や必殺技からキャンセルで出せる。 当初ウルトラコンボは、リュウの場合、スーパーコンボは「真空波動拳」でウルトラコンボは「滅・波動拳」とどちらも飛び道具と、スーパーコンボの上位版という位置づけだった。『スーパー』からウルトラコンボは2種類になり、キャラクター選択後にどちらかを選択することとなる。 セービングアタック 『ストIII』における「ブロッキング」に相当する、『ストIV』独自の防御システム。 入力すると「セービング状態」に移行し、ボタンを押し続けている間はアーマー状態になり、一発だけ攻撃を受け止めることが出来る。この時のダメージはリカバリアブルダメージとなり、一定時間相手の攻撃に触れない事で回復していく。さらにスパコン・リベンジゲージも普通にガードするより多く溜まる。 ボタンを離すことで「セービングアタック」を繰り出し、溜めた時間によっては相手にヒットすると無防備な膝崩れ状態にすることができ、追撃で大技を決めるチャンスになる。 セービング状態、もしくはセービングアタックが相手に触れると前後のダッシュでキャンセルする事が出来る。これによって読みが外れた場合は解放せずにバックステップでフォローしたり、ヒットした場合より強力な追撃を仕掛けるために前方ダッシュしたり、飛び道具を受け止めてゲージを溜めつつ接近するなど、幅広い使い道がある。 シビアなタイミング合わせがなくハードルが低い反面、成功すればほぼ反撃可能だったブロッキングと違いそこまで強力なシステムではない。 攻撃の出がそこまで早くなく、受け止めた技によっては確定ヒットしない、一発しか受け止められないため弱攻撃連打やEX必殺技などに弱い、無消費の必殺技にもセービングで防ぐことの出来ない「アーマーブレイク属性」になっている技がある(多くの場合は突進技あたりがこれ)というように、対抗策も多い。このためカウンターに使うのであれば「相手の技」まで読んで繰り出せなければならない。 スーパーコンボへのキャンセルが可能な通常技・必殺技はセービングアタックでのキャンセルにも対応しており、この際スーパーコンボゲージを2ブロック(50%)消費する(EXセービングアタック)。 EXセービングアタックの性能はアーマーがない以外普通のセービングと同じ。 キャラクター 使用キャラクターは最新作の時点で総勢44人のシリーズ一の大世帯となった。『II』シリーズのキャラクターと『IV』オリジナルの新キャラクター以外にも『ZERO』シリーズや『ストIII』シリーズのキャラクターも多数登場している。 最初は『ストII』シリーズの12人と『ストIV』からの新キャラクターが4人、隠しキャラクターの豪鬼を含めた計17人。家庭用でCPU専用キャラクターをプレイアブル化した2人+新規追加キャラクター6人、『スーパー』で10人、AEで4人、『ウルトラ』で5人が追加。 本作以前では登場キャラクターの担当声優は作品によってまちまちであったが、本作以降はゲスト出演でもほぼ固定となっている。 + 登場キャラクター一覧 本作からの新登場キャラは太字表記。 初代から参戦 リュウ ケン 春麗 ガイル エドモンド本田 ブランカ ザンギエフ ダルシム マイク・バイソン バルログ サガット ベガクリムゾン・ヴァイパー アベル エル・フォルテ ルーファス ボスキャラ セス 剛拳 豪鬼(隠し) 家庭用追加キャラ フェイロン ダン さくら キャミィ ローズ 元 『スーパー』追加キャラ ジュリ ハカン サンダー・ホーク ディージェイ コーディー ガイ まこと ダッドリー いぶき アドン 『AE』追加キャラ ユン ヤン 殺意の波動に目覚めたリュウ 狂オシキ鬼 『ウルトラ』追加キャラ ディカープリ ヒューゴー ポイズン ロレント エレナ + 本シリーズからの新登場キャラクター 『ストリートファイターIV』から登場 クリムゾン・ヴァイパー 蛇のような赤い髮にパンツスーツで決めているCIAの女性エージェント。電撃や火炎を発する暗器を仕込んで戦う。CIAの任務でシャドルーの下部組織に潜入している。一児の母で娘のことを溺愛している。 ハイジャンプキャンセルやフェイント、低空必殺技といった各種テクニックを駆使することで真価を発揮するテクニカルキャラ。 アベル 『ストIII』シリーズのアレックスを彷彿とさせる、ストーリーに深い接点を持つ青年。真面目な性格だが「体がーっ!!」という謎の悲鳴(*1)やアレンジコスチュームで何故か必ず乳首を丸出しにしている点から妙なネタ感を感じるプレイヤーもいる。 性能面でもアレックスと同じく、重い打撃と投げ、前進力を併せ持ったパワーキャラ。 エル・フォルテ メキシコのルチャドール。暑苦しすぎるボケ担当キャラクター。シェフ志望で技にも料理の名前を付けているが、料理は非常に下手。 「アバネロダッシュ」という必殺技で画面を走り回り、そこからの派生技でガード崩しを狙っていくスピードキャラ。波に乗ると畳み掛けられる反面、防御力・体力が脆く気絶値も低い。運と事故で勝敗が決まる荒らしキャラとよく評される。 ルーファス ウエストサイズ250の動けるデブ。弁髪にトラックスーツとカンフーっぽい見た目なのに格闘スタイルは(自称)空手と勘違いキャラクター。何故かケンを異常にライバル視している他、勝利メッセージが異常に長い。 その勝利メッセージでも金髪や道着を着用しているキャラクターをケンと勘違いするという勘違いぶりを発揮している反面、ベガやガイには割とまともなツッコミを入れている。 牽制力と気絶値が低いが、急降下技「ファルコーンキック」を駆使した接近力や攻めは強力。立派すぎる体格のためか体力・攻撃力も高い。 セス 本作のボスキャラクター。シャドルーによって開発された人造人間で、シャドルーの下部組織S.I.N(*2)のボス。青白い肌に『ストIII』シリーズのギルやユリアンのような彫刻のような肉体を持つ。 ソニックブーム、昇龍拳、スクリューパイルドライバーといった『ストII』シリーズのレギュラーキャラクターの必殺技をコピーした技を使って戦うが、プレイヤー使用時は体力・気絶値とも最低クラスのためワンミスで瞬殺されかねない。 『V』にもシーズン4追加キャラとして登場した。(ユリアン・ギルと見た目が被るためか)身体が女性型に換装されており、通常使える必殺技がデモンクレイドルやムダムダなどカプコン製のストリートファイター以外の作品をモチーフにしたものに一新している、VスキルIで相手の必殺技を吸収して使用できる(全キャラ分用意されている)など、他キャラクターの必殺技を用いるという特徴は保ちつつ動きや性能は一新されている。 剛拳 リュウとケン及びダンの師匠で豪鬼の実の兄。本作では同門でもあった豪鬼との死闘の末、周囲には死んだと思われていたが実は長い間仮死状態のままだったという後付け設定になった(後述)。 道着キャラクターと比べて癖の強い技がかなり多いが、総合的に見ると高水準な性能。3方向に撃ち分けられる波動拳や、相手の攻撃を受け止めて発動する当て身必殺技が特徴的。 『スーパーストリートファイターIV』からの登場キャラクター ハン・ジュリ 韓国出身の女性テコンドー使い。この手のキャラクターには珍しく、シャドルーの下部組織所属で悪役要素が強い。だが、こうなったのはベガが彼女の片目を潰した上に父親を殺害した事が原因であり、その生い立ちを鑑みると生まれながらの根っからの悪党というわけではない。 打撃技を出した後にボタンを押しっぱなしにしボタンを放すことで飛び道具を発射するという打撃と飛び道具の二段構えの必殺技「風破刃」や一定時間チェーンコンボが可能になるウルトラコンボ「風水エンジン」などが特徴的な、小回りの利く機敏なキャラクター。 本作からの登場キャラとして人気が高く、『V』『6』にも登場している。風破刃は攻撃しつつ別の必殺技を強化する風破ストックを溜められるという使いやすい技内容に変更されている。 ハカン トルコの実在する格闘技ヤール・ギュレシュのオイルレスラー。ヘルメットにしか見えない髪型、赤い肌に白目と言った外見のインパクトも相まって話題騒然となった。技も油のヌルヌルによって派手。 オイルをかぶることで技を出す時に「滑る」ようになり、重量級キャラとしては高い機動力を発揮できるようになる。反面オイルをかぶってない時の性能は貧弱で、よくも悪くもオイル頼みのキャラクター。 ちなみに彼を演じた大畑伸太郎氏はかつて『サムライスピリッツ零』で同じく赤みのかかった(あちらはどちらかといえばオレンジに近いが)肌に白目キャラの炎邪を演じており、彼を知っているプレイヤーの一部からは驚きの声も上げられた。 『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』からの登場キャラクター 殺意の波動に目覚めたリュウ 従来の作品にもいたリュウの性能違いキャラクターだが、本作ではこれまでのように『殺意の波動に自我と精神を侵食された姿』とは異なり、『リュウが狂オシキ鬼のウルコン「冥恫豪波動」を喰らい、その際に潜在していた殺意の波動が活性化して取り込んだ』という設定がある。そのためか姿がこれまでよりも禍々しく、言動も非常に荒々しい。 本作で追加された「竜爪脚」という必殺技による高火力の目押しコンボが特徴的。そのため、従来よりもリュウと豪鬼の両者との差別化が図られ、攻めに関する能力は高いが防御面と体力の低さが顕著になっている。 狂オシキ鬼 豪鬼が「殺意の波動」に曝され続けた結果、完全に人外の存在となったもの。従来作でいう所の真・豪鬼にあたるキャラクターだが、さらに怪物的な見た目になっている。 豪鬼とは似て非なる性能。基本的には胴着キャラの基本に沿った性能だが、二段ジャンプ・空中ダッシュのような挙動が可能な必殺技「斬空波動掌」が特徴的。 『ウルトラストリートファイターIV』からの登場キャラクター ポイズン 他の『ウルIV』追加キャラと同様に『ストリートファイター クロス 鉄拳』から登場したキャラクターだが、シリーズに使用キャラとして正式登場したのは本作が初。 『V』で登場した際には『スト鉄』『ウルIV』から性能が変わっており、より長い鞭を用いて遠距離戦を重視した性能に変わっている。Vトリガーでは火炎瓶を投げるなどファイナルファイトの原作要素もある。 ディカープリ 『ZERO3』の頃から設定のみ存在していたベガ親衛隊の一人。仮面を付けているが正体はキャミィのクローン。キャミィと同じ戦闘スタイルだが、腕に仕込んだダガーでも攻撃する。 格闘ゲームとしての特徴 当て投げが初見殺し 通常投げ、特に『ストII』で禁忌とされてきた「当て投げ」(弱攻撃を当ててから歩いて投げる)が非常に強力な調整。 そもそも『ストII』では脱出不可能なハメだった(*3)。その後システムが整備され、現在では殆どの格闘ゲームにおいて常識的な戦法の一つとなっている。 本作ではガードや起き上がり時の投げ無敵時間が短いため、慣れない相手にはかなり決まりやすい。更にいうと弱攻撃をガードさせてもノックバックが弱く距離が離れないこともあり、非常に狙いやすい。 「3rd STRIKE」から見つかっていたテクニックである「スライド投げ(移動投げ)(*4)」も使えるため、投げ間合い外だと思っていても油断できない。特にケンの移動投げは、とても届きそうにない距離からいきなり飛んで来る。 このため、初心者はまず投げ抜け(グラップ)を覚える事になる。「しゃがみグラップ」「複合グラップ」など様々な入力方法が存在する。 起き上がりの途中やガードノックバック中などの行動不可能な状態でも入力を受け付けており、グラップ可能な時間も従来作より長い。相手が投げに来たらグラップ、打撃で来たらそのままガードができる。これを熟知している上級者には投げがほぼ決まらない。 こうした地味な力関係を覚えるのが本作で駆け引きするにあたっての最優先事項であり、乗り越えるまでの時間は長い。しかしここを超えれば「乗り越えていない層」を一気に引き離す事ができ、上達を実感する最初のハードルであると言える。 この当て投げ関係の駆け引きについては慣れていないプレイヤーや、あまりプレイしていない人から批判も多い。稼動初期などは特に「投げゲー」「柔道ゲー」などと揶揄されていた。 通常投げに対しては受け身を取ることが出来ず(*5)、常に起き上がるタイミングが一定。このため、安定してセットプレイをかけることができ、結果、初心者同士の対戦ではお互いが当て投げループでラウンドを取り合っている事も多い。 しかし、仕込み入力もあるため基本的には待ち有利なのは『ストII』と同じ。ガード崩しのために当て投げは必須であり、リターンがこの程度でなければ割に合わない、という意見も。 こういったイメージが先行しているが遅らせしゃがみ技仕込み、リバーサルバックステップ、リバーサル投げ暴れと言ったローリスクな仕切り直しが複数存在するため 過去のシリーズより投げは弱い。 投げの対択となる打撃による暴れ潰しが相手のタイミングに依存するため下段をスカせる選択肢が無いキャラは非常に崩しづらい。 もしタイミングが合わなかった場合、逆に最速発生のしゃがみ弱技からコンボに移行され、ダウンを奪われることもザラ。 特に後述の『ウルトラ』ではディレイスタンディングが導入され、起き攻めに移行しにくくなったため威力の高い一部キャラ以外は大したリターンもない。 起き攻め、めくりが強力 「見た目と違って逆方向にガードしなければならないジャンプ攻撃」というストIIからある仕様だが、このめくりが本作では非常に強力。 ジャンプ攻撃は性質上「ヒットガード問わず相手に触れさせれば非常に有利」であり、ガード崩しと両立するめくりはゲーム的にも非常に強力な行動である。 大半のめくりはヒットすればコンボやダウンを奪え、ガードされてもさらに択一攻撃を迫る事が出来る。このため対処できなければめくりだけで倒されてしまう事すらある。 相手がタメキャラの場合、位置が入れ替わる事で横タメを解除することもできる。 先述のとおり通常投げで必ずダウンを奪えるため、めくりを絡めたセットプレイに持って行きやすい。これもめくりの強さに拍車を掛けている。 豪鬼の「ときど式」と呼ばれる表裏の択を連続で迫る行動は、上級者も舌を巻く強力なセットプレイとして有名である。 目押しコンボ タイミング良く通常技を入力する「目押し」による連続技が本作のコンボのメインとなる。ポピュラーな目押しコンボは3~5Fほどの猶予があり少し練習すれば出来るようになるものが多い。 難しいものになると猶予は0~1Fとシビアになる。上級者でも安定しない難易度だが、キャラクターによっては出来れば常に狙っていきたい有用な連続技に0F目押しを要求される場合がある。 いわゆるコンボゲーよりもコンボの難易度が高いともされている。 特定のボタンを連続して押す事で自動的に連続技が出る「ターゲットコンボ」とは違い、目押しコンボは先行入力が効かないため連続押しでは出ない。 当てやすくガードされても有利な弱攻撃から、必殺技や足払いまで繋がるような連続技は実用的であり、習得によるアドバンテージは大きい。そういったコンボが0~1Fしか猶予の無いキャラクターは難しいと言えるが、出来ると出来ないとで大きく強さが変わってくるため、「がんばって習得するか、妥協するか」の選択を迫られる事になる。 なお、本作では弱攻撃を連打キャンセルすると必殺技キャンセルが出来なくなるという仕様となっている(*6)。 連打せずにきちんと目押しすれば弱攻撃コンボからでもキャンセル必殺技は出る。同じボタンを連続で押さず、弱パンチから弱キックにつなげてキャンセルといったことも可能。 現在では「つじ式」と呼ばれる、ボタン優先順位などの仕様を使い、同じボタンを2f連続入力させ、目押し猶予を1f増やすテクニックが発見されている。何故か「攻撃ボタン ⇒ Back(360)/Select(PS3)」でもこのテクニックが利用可能で、一部のアーケードスティックにボタン入れ替え機能が存在していたのは、このテクニックを使うために、本来の位置以外にBackかSelectを配置したかったためである。最初にこの機能を導入したHORIのファイティングエッジ刃開発時、ソニー側がなぜその機能が必要なのかと理解してくれなかったので、製造ライセンス取得に手間取ったというエピソードがある。 「無敵技」の強化 従来、無敵技(昇龍拳系など、出がかりに無敵時間のある技)は、出ると強い代わりにコマンドが難しかったりタメが必要でガードされると隙が大きくリスキーな技という印象が強かった。しかし近年の格闘ゲームでは『ロマンキャンセル』に代表される『任意の技をキャンセル』するシステムが搭載され、不利な側の救済システムという側面も生まれて来た。その流れは今作でも踏襲されている。 システム項に記載した「EXセービングアタック」は昇龍拳などの無敵技からもキャンセル可能な様に設定されており、「昇龍拳→EXセービングアタック→セービング構えをステップでキャンセル」(この流れは「セビキャン」と呼ばれる)とすると、ゲージこそ消費するが昇龍拳をガードされても大幅にフォロー出来てしまう(確定反撃を行うことは可能だが少々難しい)。もし昇龍拳がヒットしていれば、滅・波動拳のようなウルトラコンボなどの大ダメージな追撃ができてしまう(通称「セビ滅」)。 こういった使い道の出来る技のあるキャラとの対戦は、たとえ試合を有利に進めていても気が抜けないものとなった。「連携を昇龍で割り込まれてセビキャン」→ウルトラコンボで追撃 ⇒ 逆転、という流れで辛酸を舐めたプレイヤーも多い。このように非常に強力な行動だが、本作はかなりゲージが溜まり易く試合展開によっては何度も繰り出す事が出来る。かなりゲームに慣れているか、読みきっていなければこの昇龍拳セービングに対処する事は難しいためこういった行動の出来ないキャラクターの使い手や昔ながらのプレイヤーは「理不尽な要素」「読み合いを放棄した行動」として嫌っている事もある。 簡易コマンド 初心者救済として一部のコマンドは判定が緩和されており、例えば昇龍拳コマンドは232でしゃがんだまま出せる。 そのほかにも一回転コマンドが412367で出せ、二回転コマンドは二回目が半回転で出る(*7)など、コマンド投げキャラがお手軽に扱える一因となっている。 バランス総評 総合的に見ると、ゲームバランスは特に穴が無くまとまっている。そのため、対戦ゲームとしての出来は悪くない。 極めようとすると高難度・取っ付き辛い習得必須科目も多く、初心者が知ってしまうと及び腰になってしまいがちでもある。 キャラクターバランスを見ると、全体的に高性能な上に笑えるぐらい簡単で減る「ワロスコンボ」を持つサガットや、起き攻めゲーとも呼ばれる本作の中でも特に強力な起き攻め連携を持つ豪鬼、ここまで書いてきた本作のゲーム性に合った性能を持つザンギエフやリュウ、ヴァイパーやルーファスなど強キャラもいる。一方でバルログやガイルはかなり弱い。全くもって勝てない、というほどではないが、格差は確かに存在している。 ガイルに関しては、お手軽に勝てるキャラにしたくなかったという理由から、意図的に弱くしたと開発スタッフが語っている。 また、バルログもロケテスト時には最強キャラで、「ロケテスト時の最強キャラは弱体化される」のカプコンのジンクスによってか、キャラクター性と戦法が噛み合ってない悲惨な性能になってしまった。 評価点 格闘ゲームとしては比較的シンプルなシステムで、敷居を低めに構成している。複雑なシステムを覚えなければ対戦にならないということがなく、すぐに対戦の楽しさを味わう事が出来る。 かつてのプレイヤーにとって懐かしいキャラクターばかりで、キャラクターの性能や基本戦法も当時を踏襲している。そのため10年以上前の初代『ストII』プレイヤーでも「昔取った杵柄」を発揮できる。 ウルトラコンボの存在によって逆転性を高めたり、タイミングをしっかり合わせないと機能しないブロッキングの代わりに、長押しで攻撃を防げるセービングアタックを搭載するなど、新システムはいずれも初心者に対して間口を広くする目的で搭載されている。 もちろん初心者が経験者に勝つためには様々なルールや細かい仕様を突くテクニックを覚えねばならず、中でも当て投げやセビキャン・目押しなど重要テクニックの難易度から初心者に厳しいイメージが先行しているが、初心者同士が遊ぶ段階では特に気にならないのもまた確かである。 3Dによるグラフィックは概ね好意的に受け止められている。 ハード性能の向上による表現力の上昇もあり、懸念されていたほど2Dならではの味を損なわなかった。 初心者に配慮したビギナーモードは評価されている。 賛否両論点 上記の「格闘ゲームとしての特徴」に挙げた特徴の多くが賛否両論になっている。 問題点 CPUが弱すぎる。キャラクターごとに特色ある動きもほとんど無く、基本的に連続技練習用の木偶の坊。終盤に出てくる昇龍拳持ちがやや手強い程度。 特に延々と中距離からフライングパワーボムばかり狙うザンギエフは冷静に対処すれば簡単に完封出来てしまう。 その一方でラスボスであるセスは例外でとんでもなく強い…が、一定条件でセスを倒すと出てくる隠しボス・豪鬼は打って変わって非常に弱い。おそらく格ゲー最弱の隠しボス。 同カプコン製作の『ガンダムVS.』シリーズと同様、基板を数台繋げて稼動する仕様となっている。 4台稼動して1ライン設定にしている場合、CPU戦で練習したくても強制的に対戦させられたり、隣に座っている人同士で1対1の対戦となるなど、気まずい場面があった。 従来のように1台で対戦台とする設定は不可能らしい。基板自体の値段も高く、オペレーターに厳しい(*8)。 0~1Fの入力精度を争うシビアな目押しコンボは、若干のラグが発生するオンライン対戦との相性が悪い。 ボタンを押すリズムさえ一定なら多少の遅延があっても理論上安定可能だが、それでも入力のタイミングと画面や音のタイミングとのズレがある分、リズムを乱されやすくなる。 CS機版 2009年2月12日にPS3版/360版が発売された。 新キャラクターとして過去のシリーズ作品『ストII』シリーズからキャミィとフェイロン、『ZERO』シリーズからさくら・ローズ・元・ダンが追加。アーケード版のボスキャラクター2人も使える。 光回線の浸透により環境が整備されたこともあり、家庭用でのオンライン対戦は好評。 複数プレイヤーと動画を見られる、充実したリプレイダウンロード機能など、昨今の家庭用格闘ゲームのオンライン機能としては最高峰。 2009年7月に発売されたPC版では、キャラクターに奇抜なコスチュームをさせるなどのMODがユーザー間で製作され話題に。 スーパーストリートファイターIV 【すーぱーすとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 プレイステーション3Xbox 360 発売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 発売日 2010年4月28日 価格 4,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし 概要(スパIV) 当初は家庭用としてのみ発売されたバージョンアップ版。 特徴(スパIV) 2種類から選択できるウルトラコンボや、オンライン対戦のバラエティの充実などが追加要素。 目玉は10人ものキャラクターの追加。 『ファイナルファイト』のコーディー(『ZERO3』から引き続き囚人服姿)とガイ、『II』シリーズからはサンダー・ホークとディージェイ、『ZERO』シリーズからはアドン、『ストIII』シリーズのダッドリー、いぶき、まことが追加されている。 ロレントもアドンと最終選考を争ったが、落選となったと電撃オンラインのプロデューサーインタビューで語られている。新ステージのメトロシティ超高層ビル工事現場ステージには『ファイナルファイト』のキャラクターが多数おり、“ロレントっぽいステージ”になっているのはこの影響。 中でも新キャラクターのハカンはその特徴的な戦闘スタイル、オイルを全身に塗りたくって行う「ヤール・ギュレシュ」から一時話題騒然となった。ヘルメットにしか見えない髪型、赤い肌に白目と言った外見のインパクトに加えて、技も油のヌルヌルによって派手。出身国トルコ国内での評判は非常に良く、ヤール・ギュレシュの公式サイトで紹介されるほど。 一方、同じく新キャラクターのジュリは韓国人の女性テコンドー使いであるのだが、当の韓国では悪役要素や衣装、レズビアンという設定(*9)などがかなり不評となっている。とは言え、誰がどう見ても酷いと言う訳ではなく世界的に見れば彼女を好む声も少なくない。 実際、ジュリは本作から登場した新キャラクターにも拘らず、『ストV』『スト6』とナンバリングタイトルに連続で登場しているため、シリーズのキャラクターとして人気があるのは間違いないだろう。 なお、上記の基本的なゲームバランスや操作性は一切変わっていない。あくまでキャラクター個々の技性能のみを調整している。 前作で非常に強かったサガットなどが丸く調整され、弱かったバルログが強化(*10)されるなど前作を遥かに越えるキャラクターバランスの均等化に成功している。 CPUのAIは改善され、デフォルトだと簡単でも無ければすごく難しいわけでもない無難な難易度になっている。 3DSのロンチタイトルとして『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』が発売された。詳細は作品ページを参照。 スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 【すーぱーすとりーとふぁいたーふぉー あーけーどえでぃしょん】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(Taito Type X2)プレイステーション3Xbox 360 発売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 稼動開始日 2010年12月16日 発売日 2011年6月30日 価格 3,990円 廉価版 2012年2月9日/2,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 備考 海外のみWin版あり 判定 なし 概要(AE) ファンの期待に応えるようにして出された「スーパー」のアーケード版。 特徴(AE) さらなる新キャラクターとして『III』シリーズに登場したユンとヤン、さらにタイムリリースとして狂オシキ鬼と殺意の波動に目覚めたリュウが追加され、またキャラクターの性能の調整も行われている。 DLCとして発売された他、パッケージ版でもPS3/360で移植版が発売された。 海外でのみだがWin版も発売されている。 マルチリンガル対応でインストールの段階から日本語にも標準で対応し、日本語OSにも問題無くインストール出来るので、輸入ソフトを取り扱っているお店等で入手出来ればWindowsPC上でも楽しむことも出来る。 パッケージにこだわりがないのなら、Steamからのダウンロード販売で国内でも普通に入手可能。 日本語でインストールするとちゃんと海外版で名前が入れ替えられているサガット以外の四天王、豪鬼なども日本版の名前になる(*11)。 Win版でも最新バージョンである「Ver.2012」へのアップデートが行われた。アップデートを行うとラウンドコールなどの画面下部に出て来るタイトルロゴに「ver.2012」が追記される。 問題点(AE) 稼動前のインタビューで言っていた「対戦を盛り上げるヒールとなる強キャラ」として追加されたユンとヤンだが、はっきり言って強すぎる。 ユンは途切れない攻めが強く、ヤンは多彩な攻めが強いと、対処法も違うものを要求されるのがまた厄介。「対策はユン ヤンと対戦しないこと」などと冗談めかして言われるほどに強い。 元々強キャラながら目立った弱体化のなかったフェイロンも強く、全員が中国人だからスーパーストリートファイター(SSF)ならぬスーパーチャイニーズファイター(SCF)と揶揄されることも(*12)。 無印時代から強く、使用人口の多かったリュウやサガットは大幅な弱体化。中足払いが短くなりキャンセル飛び道具を撃ちにくく、威力まで下がってしまい戦い方を変更せざるを得なくなった。後の再調整まで待てず、ここで他のキャラに乗り換える人も多くいたと思われる。 ちなみに同じく追加キャラクターである殺意リュウと狂オシキ鬼は、一長一短ある普通の性能だった。 強キャラに乗り換えろと言わんばかりの対戦バランスの悪化は多くのプレイヤーから批判されたが、それに応えてゲームバランスを大幅に再調整した「Ver.2012」へのバージョンアップが行われた。リュウやサガットも完全復活とまではいかないが、スパ4以前のような戦い方はできるようになった。 新規追加キャラクターのライバルバトル前の会話シーンがないのでストーリーの背景がわかりにくい。 またエクストラキャラクターである殺意リュウと狂オシキ鬼はライバルバトルの相手に剛拳が出てきてしまうためか、隠しボスとして性能の良い剛拳と戦う事ができない。出現条件を満たしても豪鬼が出てきてしまう。 CPUが再調整され、アーケード版ではアーケードモードのCPUが超反応で非常に強くなった(*13)。3人目あたりから容赦なく殺しにかかってくるため、初心者には辛い。 BP1万の相手より3人目のCPUが強いと言われている。 特に、ガード面が強く、適当なぶっ放しや緩いコンボなら完璧にガードしてくる上、対空を持っているキャラクターは対空も完璧…と防御面が強い事が特に問題。アーケードモードはほぼほぼ全てのプレイヤーがまずは手始めに遊ぶモードであり、それの難易度ミディアム(ノーマル)がこの強さなのは、確実に初心者の心を折る。 防御面が強いと人によっては「全く敵の体力を削れずに負ける」事もある。あと少しで勝てたのならやる気も出るが、完封されたならモチベーションが下がる人もいるだろう。むしろ初心者が「この強さで難易度ノーマルならもう自分には無理だ」と感じるのは当然のことである。 難易度は調整できるにもかかわらず、なぜミディアムでこの強さなのだろうか…せめて攻撃面を強くするべきではなかっただろうか。初心者を遠ざけるだけの無意味な調整である。 ついでに、「新規追加キャラクターで難易度ミディアムのアーケードモードをノーコンティニューでクリアする」という条件のトロフィーも取るのが非常に難しくなっている。練習中のキャラクターですら倒すのが難しいCPU相手に、初めて使うようなキャラクターでノーコンティニューで勝てというのは無理な注文。トロフィーをまったく気にしない人なら良いが、トロフィーを取る事はゲームを進める指針のひとつだけに、この基本的な条件のトロフィーさえも取れないような難易度設定であるのは、プレイヤーのモチベーションに関わる。果たして「ノーコンティニュー」という条件は必要だったのか…? 高額基板を複数売りつけるという売り方は前作から変わっておらず、相変わらずのオペレーター殺し。それゆえ利益を見出せず導入を見送るゲーセンもある。 ウルトラストリートファイターIV 【うるとらすとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(単体基板,NESiCAxLive,NESiCAxLive2)プレイステーション3Xbox 360Windows Vista/7/8プレイステーション4 使用基板 【AC】Taito Type X3(単体基板版,NESiCAxLive2版)Taito Type X2(無印NESiCAxLive版) 発売元 カプコン 開発元 カプコンQLOC 稼働開始日 2014年4月17日 発売日 【PS3/360】2014年8月7日【Win】2014年8月8日【PS4】2015年9月4日 価格 【PS3/360】パッケージ 4,309円【PS3】DL 3,989円【Win】2,990円【PS4】DL 2,990円 廉価版 PlayStation3 the Best 2015年4月2日パッケージ 3,229円 / DL 2,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし 概要(ウルIV) 『ストIV』シリーズの最終完全版。 特徴(ウルIV) 『ストリートファイター X 鉄拳』に客演登場したロレント・エレナ・ヒューゴー・ポイズンなどの新キャラクターも参戦し、「ウルトラコンボダブル」「レッドセービングアタック」「ディレイスタンディング」という新システムも追加。過去作品に比べると短期間でキャラクター性能を変更したバージョンアップが何度も行われている(現在はVer1.05)。 本作の開発はディンプスではなく、『スパIV AE』や『ストリートファイター X 鉄拳』のPC版を開発したポーランドのデベロッパーQLOCが担当している。 ネットワークにNESiCAを使用しており、データを記録するカードにNESiCAのカードを利用できるようになった。 家庭用版は『スーパーストリートファイターIV』を持っていればグレードアップして遊ぶことができる。こちらは発売後のアップデートにより、キャラクター性能を過去のバージョンのものにできる「エディションセレクト」などの追加要素が加わっている。 エディションセレクト内に追加されている「オメガエディション」は、キャラクター性能を大胆に変化させた実験的要素だが、元で立弱Kを連打しているだけで永久コンボになるなどの稚拙な調整がされており問題になった。 なお、上記を含む永久コンボは後のアップデート修正で除去されている。 CPUの強さはまたも調整された。攻めよりも守り重視になりガードが固くなったが、ガード不可のLV3セービングやコマンド投げに弱くなり、その繰り返しで簡単に勝ててしまう。とはいえ超反応がなくなったわけではないので、目の前で隙を晒すとやられる。 ラスボスのセスは超反応が厄介だが、無駄に隙の多いセービングや百烈を使ってくるので、しっかりガードを固めて要所で反撃を入れていくスタイルに徹すれば楽勝。 ウルトラコンボダブル ウルトラコンボ選択画面で選べる、第三のウルトラコンボ選択肢。 これを選ぶと文字通りにウルトラコンボが二つとも使用可能になるが、威力や効果には相当な下方補正がかかる。 大抵のキャラクターは威力75%補正だが、高威力の「アルティメットアトミックバスター」と対空の「シベリアンブリザード」など用途が分かれるウルトラコンボを持つザンギエフの様なキャラクターだと威力60%補正と更にダウンする。 選択した場合、相手に与えるプレッシャーは更に上昇するが、単純にこれを選択するとウルトラコンボの威力での逆転が難しくなったり、補正の上にコンボ補正がかかって更に弱体化し易いという、より玄人向けの要素になる。 なお、この前後のカプコンは長らく、複数の超必殺技を同時に使用可能にすることに消極的な傾向があった。 レッドセービングアタック 弱P中P中K同時押しでパワーゲージを50%消費し発動する、身体が赤く光る強化版セービングアタック。 「アーマーブレイク属性がない限り連続技も受け止める」「リベンジゲージの充填率が2倍」「ダメージが通常セービングアタックの1.5倍」。 他技をキャンセルして使うと、パワーゲージを75%消費するEXレッドセービングになる。これはさらに「LV1から膝崩れダウンが発生する」強力な補助効果がつく。 消耗は激しいが、当てさえすればほとんどのウルトラコンボに繋げられる。 ディレイスタンディング クイックスタンディングの逆で、こちらは遅く起き上れる方法。強制ダウンする技に対してのみ使える。 これの登場により起き攻めが弱体化した。 問題点(ウルIV) 新鮮味に欠ける。 追加キャラクターのロレント・エレナ・ヒューゴー・ポイズンは『ストリートファイター X 鉄拳』からのモデリング流用なのは明らかであり、目新しいとは言い難い。 エレナの参戦で『ストIV』シリーズにも『ストIII』シリーズのプレイヤブル女性キャラクターが勢ぞろいし、ロレントとヒューゴーはコアな人気を持つキャラクターだし、ポイズンも本作で初めて『ストリートファイター』シリーズでプレイヤブルキャラクターとして登場する。だが全員既に『ストリートファイター X 鉄拳』で顔を見せている以上、目新しさという意味では微妙と言うほかない。 相変わらず新規追加キャラクターのライバルバトル前の会話がないのでストーリーの背景がわかりにくい。さらに本作の新規追加キャラクターは隠しボスの前口上が他キャラクターの流用であるなど物足りない。 加えて、6つの追加ステージまでも『ストリートファイター X 鉄拳』からのモデリング流用。『鉄拳』シリーズのキャラクターや関連看板が削除されるなどの調整は加えられているが、その程度しか手を入れられていない。 特に背景に恐竜が登場するジュラ紀の研究施設ステージやメカザンギエフ(*14)が登場する宇宙エレベーターステージなどはお祭り的な他社クロスオーバー作品特有の要素が強いステージである。『ストリートファイター』の世界観を大事にしていないと捉えられても仕方ない(*15)。 余談だが、溶鉱炉ステージはラウンド2以降から右側のフェンスや高台の一部が不自然に壊れている。これは『ストリートファイター X 鉄拳』では画面右側の奥の足場に「巌竜」(『鉄拳』シリーズの力士)がいて、彼がラウンド2で背景の高台の鉄骨を使って橋を渡すシーンがある名残である。 せめてユンとヤンが背景に登場するハーフパイプステージとマッドギアの面々とハガーが登場するマッドギアの隠れ家ステージの2つだけにして、代わりに『スパIV AE』以降に追加されたキャラクターのライバル戦の前の会話を追加してくれたほうが良かっただろう。 これらの追加キャラクターとステージはともに流用であり、『ストリートファイター X 鉄拳』を購入したプレイヤーにとっては全く新鮮味がない。 ただしPS4以外の家庭用ハードでは追加キャラクターのエクストラコスチュームの一部を使うために『ストリートファイター X 鉄拳』のデータを必要とする。印象としては余計にマイナスである。 新システムの「ウルトラコンボダブル」「レッドセービングアタック」「ディレイスタンディング」のいずれも既存システムの発展形に留まり新モーションでも無いため、こちらもビジュアル的に目新しくはない。 『ストリートファイター X 鉄拳』に客演登場していない追加キャラクターとしてはベガ親衛隊のディカープリが追加されたが、キャミイのクローン設定であるため仮面を被っている以外は瓜二つである(*16)。担当声優もキャミィと同じ沢城みゆき氏。加えて両手のサイコダガーを使う要素があるとはいうものの、技もキャミイと同じものがある。またしても新鮮味が薄い。 公式が「誰もが予想できないキャラクター」「『ストリートファイター』の世界に完璧に馴染む」など期待を煽っていた割に新鮮味が薄いディカープリであり、参戦PVにおいてもレインボー・ミカ(*17)や烈(+期待していたプレイヤー)を嘲笑するような表現があったため批判の声が多く出た。 『ウルIV』で使用キャラクターになるまで公式に「素性が不明」だったディカープリは本作で参戦した事で素性が明かされたことは喜ばしいことだが、プレイヤー的には盛り上がりに欠ける結果に終わってしまった。 家庭用にPS4対応版が増えたが、クロスプレイに対応していない。他機種版ユーザーとの対戦は不可能である。 PS3からPS4へのセーブデータ・取得トロフィーの引き継ぎもできない。 『ウルIV』から始めるプレイヤーやPS4しか所持していないユーザーにとってはこれらの問題は気にならないとはいうものの、以前からプレイしていた者にとってはタイトルが変わったにもかかわらず既存作と比べて新鮮味に欠けるゲームになってしまった。 総評 『III』で一度完成したストリートファイターシリーズに「原点回帰」を掲げ、『I』を手掛けたディンプスにより復活した新作。 3Dグラフィック、新キャラクターなどは多大なインパクト・話題性があったが、システムは『III』よりも古い『II』の発展系といった作風に逆戻りし、悪く言えば焼き直し感も感じられる。 ブロッキングが無いなどシステムが大きく違う事から、本作ではなく『3rd』を遊び続けることを選択したプレイヤーも多かった。 本作は『II』のキャラが勢揃いしているほか、『ZERO』シリーズからの参戦キャラも多く、それらのキャラの操作経験者であれば特に違和感なくプレイすることができる。 新しくなった投げシステムや変則的な新キャラクターへは対策が必要であり、いきなり上級者と戦っても「わからん殺し」の洗礼を受けるのが通例。だが、プレイヤーと同等の強さの相手だけを待ち受けしての対戦も可能であり、対戦ゲームとしては十分機能する。 ある程度上達してもセビ滅や目押しを必要とするコンボなどは難易度が高く、初心者向きとされるキャラクターであっても完璧に使いこなすにはかなりの熟練を必要とする。しかしエンドレスバトルで繰り広げられている上級者同士の対戦を見学したり、アップロードされた動画を見て上級者のテクニックを覚えて自分のものにするなど、更なる上達を目指す方法もまた多彩である。 負けてめげていても始まらない。勝ち負けにこだわらず、勝つ事はもちろん負ける事からも上達の糸口を見つけ出し、ストイックにそれを身に付け自分の力にできる努力家こそ、リュウの追い求める「真の格闘家」であると言えよう。 マーケティング、プロモーションの成功、とっかかり部分の複雑さの排除が功を成して多くのプレイヤーに支えられ、格闘ゲーム市場の歴史になくてはならない一本となった。 それは、本作の登場によってもたらされた、昨今の格ゲー界隈の盛り上がりが証明していると言える。 余談 かつて様々な名勝負を生んだ伝説のプレイヤー「ウメハラ」こと梅原大吾氏は本作で再始動し、BP全国一位として君臨するなど復活を遂げた。後に同氏をはじめ、本作を専門とした「プロゲーマー」が多数誕生することになった。 家庭用版の発売以降は、動画共有サイト・配信サイトの普及もあって、彼ら有名プレイヤーを後押しするような形でプレイヤー側から「GODSGARDEN」などの試合イベントが催された。 『スパIV』の時には、試合が配信された際に1万人を越えるほどの視聴者を呼び込んでおり、ゲームだけでなく上級者による対戦動画が一つのコンテンツとして成り立っている。 本作の製作はディンプスによる外注。 ディンプスは、かつて格闘ゲームでカプコンと双璧を成していたSNKに所属していたスタッフが集まって結成された会社である。そしてディンプスの社長である西山隆志氏は、カプコンで『ストリートファイター』を製作した後にSNKに移籍したという経歴を持つ。 逆にカプコン側のスタッフにおいて、過去にストリートファイターに携わっていたメンバーがほとんどいない。あきまんこと安田朗氏や船水紀孝氏も関わっていない。 本作の開発にはカプコン内部からも「時代遅れ」「『ストリートファイター』でできることは『ストIII 3rd』で全てやった」などの反発の声が非常に大きかったらしく、開発決定までには多くのハードルがあったという。 カプコンにはドット絵から3Dポリゴンへの変換期に一部の人間が格闘ゲームスタッフを冷遇していた過去がある(*18) 『ストIV』のキャラクター設定は、過去の初代・『ストII』『ストIII』『ZERO』シリーズの設定や、過去の没設定などをうまく混ぜ合わせた上で、さらに本作独自の新設定を加えたものとなっている。 結果としてシリーズの全作品の過去の設定とそれぞれに矛盾が起こっているが、これは過去の作品でも発生していたことであり、これまでのシリーズからすると最新作の設定が正式なものと捉えることもできる。 例えばそれまでは既に死亡していたと扱われていた剛拳が実は長期間気絶していて生きていたことになったり(*19)、過去作の設定からすれば既に学校を卒業しているはずのさくらが未だセーラー服で戦っていたり(*20)などがあるが、これらの詳しい理由についてはボカされている。 リュウの貧乏ネタはカプコン側が設定したものではなかったが、本作で金にうるさいバイソンから「貧乏人」呼ばわりされたり、ヴァイパーに「税金払ってるの?」と言われたりと半ば公式ネタになった。後のスト6にて「貧乏人ぽく暮らしている(いわゆるミニマリストな)だけで、実際には格闘大会の賞金が貯金されていて使い切れないレベルの資産持ち」とさらに設定が変更されている。 後に開発スタッフが、本作はお祭り的性格もあるため、物語の整合性は無視しているという旨の発言をしている。 公式サイトには開発者によるブログが掲載されており、記事に承認制でコメントを付けることが出来るのだが、対戦でのシステム面について意見すると全く承認されなかった。 カプコンのACリズムゲーム『crossbeats REV.』に本作アレンジ版のリュウのテーマが収録された。 さらにコラボイベントにて『ウルIV』のメインテーマ曲や、春麗のテーマも登場。 インディーズゲームとして国内でも配信されている対戦ゲーム『DIVEKICK』は、当初はスパIVAEにおけるユン・ヤンの(特に雷撃蹴の)性能の高さと対戦環境の支配を揶揄する目的で作られた作品である。 本作発売から2年後の2016年に家庭用機で『ストリートファイターV』が発売される。 既に戦いの場のメインはオンラインの時代となっており、アーケード版の稼働は3年遅れの2019年となった。 後の『ストV』が手放しで受け入れられなかったこともあり、稼働から6年後の2020年になっても『ストV』と並ぶ規模の『ウルIV』公式大会が開かれるなど、長く人気を保った。 アーケード版はNESiCAxLive及びNESiCAxLive2でも配信されているが、オンライン対戦及びアミューズメントICカードに関しては非対応となっている。 2011年にカプコン系のパチスロ販社エンターライズから『ストリートファイターIV』が発売され全国のホールに導入された。 2016年に同じくエンターライズから『スーパーストリートファイターⅣパチスロエディション』が発売され全国のホールに導入された。 パチンコは2014年に『CRスーパーストリートファイターⅣ CREDITION』がホール導入された。
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ストリートファイターEX 【すとりーとふぁいたー いーえっくす】 ジャンル 対戦型格闘ゲーム 対応機種 アーケード(ZN-1)プレイステーション 販売元 カプコン 開発元 アリカ 稼動開始日 初代 1996年12月plus 1997年3月 家庭用 plus α 1997年7月17日/5,800円(税抜) 判定 良作 ストリートファイターシリーズリンク 概要 特徴 3D化 独自の新システム 評価点 賛否両論点 不評点 総評 バージョンアップ版 続編(参考記述) ストリートファイターEX2 ストリートファイターEX3 余談 後継作品 概要 『ファイナルファイト』や『ストリートファイターⅡ』などを手掛けた西谷亮氏がカプコンから独立し、新たに立ち上げた新会社「アリカ」(*1)が製作した格闘ゲーム。 グラフィックこそポリゴンによる3Dグラフィックなのだが、ゲーム性は『ストリートファイターII』の延長上にあり、その良さはそのままにさらに攻撃的なシステムを追加した。 特徴 3D化 本作は格闘ゲームの金字塔ストリートファイターシリーズにおいて、初めてポリゴンによる3Dグラフィックを取り入れたゲームである。 見た目こそ『バーチャファイター』シリーズのような3D格闘ゲームだが、任意の軸移動は存在せず、ゲームシステムは従来の『ストリートファイター』シリーズ同様の2D格闘ゲームそのもの。俗に「2.5D」と称される格闘ゲームの先駆けと言える。 ただし奥や手前の概念自体が無い訳ではなく、一部の技で軸が変わることもある。 フィールドは無限のため画面端そのものの概念は無いのだが、一時的に一定区間のみ移動できるように制限して擬似的に2Dのような仮の画面端を実現しており、大きく吹っ飛ばす技や視点変更などで仮の画面端を突き抜けてカメラ範囲が随時変わる。 当時は3D格ゲーとして既に『バーチャファイターシリーズ』や『鉄拳シリーズ』が強い人気を得ていたため、同じ土俵での勝負ではなく、2Dテイストを受け継いでそれらのユーザーから取り込めるような別方向の3D格ゲーを作ろうとしたとのこと。 + 開発秘話 西谷氏の回想によれば、元々は「ポリゴンで2Dの対戦格闘ゲームを作ったら面白いんじゃないかな」という発想から、『ストロンガー(仮称)』という開発コードのオリジナルキャラの対戦格闘ゲームとして開発していたのだが(*2)、ゲームの完成形が見えてきて、これをカプコンから出してもらえないかと思った際に『ストリートファイター』のIPも併せて借りることができないかと、カプコン在籍時の上司だった岡本吉起氏にゲームの内容をビデオテープに録画したものを見せて交渉したところあっさりOKが貰えたことで、ストIIシリーズのキャラクター達も登場するようになった。 このためオリジナルキャラ達は開発初期から存在しており、最終的にストIIシリーズのキャラクターとオリジナルキャラクターが半々ずつの割合で登場するゲームとなった。 当時はカイリが「シュジンコウ」として制作されていたが、製品版では従来通りリュウが主人公となり、カイリは隠しキャラクターへと回っている。 独自の新システム 単なるストIIコピーに終わらない独自の新システムも搭載されている。 スーパーキャンセル 最大3本まで溜められるスーパーコンボゲージを1本消費して使用する「スーパーコンボ」は、通常技だけでなく必殺技やスーパーコンボをキャンセルして発動可能。「必殺技キャンセル超必殺技」という流れは本作が初出で、以降の格ゲーでも(細部は異なるが)幅広く取り入れられることになった。 ガードブレイク スーパーコンボと同じくゲージを1本消費して使用できるガード不能技で、大振りで発生こそ遅いものの、地上で当たった相手はガードをしていたかどうかに関わらずしばらくよろけて「ピヨり」のような無防備な状態になる。相手に密着しないと使えない「投げ」と違って、基本的に大きく踏み込んで攻撃するため、待ちの崩し方が増えた。 また、空中の相手にヒットさせた場合はゆっくりと空中を舞い、そこから空中コンボを決めることが可能になっている(地上で当てた時よりダメージ期待値は低いが)。 キャラごとの性能差はかなり激しいが、概ね対戦中のアクセントとして使用するには問題ないレベルで収まっている。 余談だが、本作ではガードブレイクを決めた時以外、所謂ピヨりと呼ばれる状態になることはない。 評価点 外見は3Dだが中身のゲーム性はまんま「ストII」で、3DポリゴンにストIIの持つゲーム的な駆け引きや操作感覚をしっかりと落とし込めている。そのためストIIシリーズ経験者ならすんなり入り込める。操作性も良好でCPU戦の難易度も高くないため、格ゲー初心者でも大丈夫。 ストIIの醍醐味とも言える「相手のしゃがみ中キックを間合いで空振りさせてしゃがみ大キックで差し返す」「判定の強いしゃがみ中パンチを置いて足払いを潰す」といった所謂「足払い合戦」も問題なく行える。ザンギエフのスクリュー連携などもストIIのタイミングのままで使える。 また、新システムのスーパーキャンセルが与えた好影響も大きい。「スーパーコンボキャンセルスーパーコンボが可能」という点は「ゲージを使えば使うほど大ダメージが与えられる」という単純明快ながらも派手かつ爽快感を生みだしており、「技の動作中ならいつでもキャンセル可能」は隙の大きい技の隙消しに利用することで、相手が大きな隙を見せた場面で反撃をするかしないか、またあえて隙を見せて相手を釣るかなどの駆け引きが生まれている。 キャラクターはストIIに登場したキャラの一部とEXオリジナルのキャラで半々。 オリジナルキャラはストIIとは毛色が全く違うが、「スカロマニア」「ダラン・マイスター」などEXならではの濃い味を持ったキャラは本家にも負けない人気を誇っていた。 カウンター狙いが熱いほくと、起き攻めが強力なダーク、スーパーコンボによるコンボが大ダメージなジャックなど、性能面でも強く個性がつけられている。 また、格ゲーでありがちなキャラバランスの悪さは本作ではさほど問題視はされていない。豪鬼が頭1つ抜けて強い程度。 BGMは当時ARIKA所属で、元ナムコの細江慎治・佐宗綾子・相原隆行氏が製作を担当しており、良曲がそろっている。 一部の曲は本作に先行して発売されていたオリジナルCDアルバム「escape goat」で発表された。 打撃音はペチペチと軽めだが、本作の質感にはマッチしている。 賛否両論点 リュウを始めとする波動昇龍系の道着キャラが新規登場も含め6人もいる。リュウ(白)、ケン(赤)、豪鬼(黒)、カイリ(青)、アレン(紫)、殺意リュウ(黒)。 ただしリュウ・ケン以外の4人は隠しキャラであり、性能もそれぞれのキャラできちんと差別化はされている。 なお、開発当初はオリジナルキャラのカイリとアレンがリュウとケンにあたる存在になる予定だった模様。(*3) 不評点 ポリゴンがややカクカク気味 初代EXはプレイステーション互換基板(ZN-1)(*4)というまだまだ3D発展途上のハードで作られたため、キャラクターのグラフィックはカクカクと角ばっていた。これまでの2Dシリーズとのギャップは大きく、また当時の3Dゲームの状況を鑑みても褒められた出来ではない。 攻撃を食らってもキャラは無表情。もっともよくよく見ない限り大して気にはならないレベル。 正直言って見てくれはかなり微妙で、初代ストEXが実写版『ザ・ムービー』や『リアルバトル・オン・フィルム』に次ぐ色物扱いを受けた遠因とされることもある。 続編『EX2』以降は基板性能の向上により滑らかなグラフィックになったため改善されている。 また、手抜きか意図的なものかは不明なところがあるが、キャラのモーションも2Dアニメのような洗練とは程遠い。ほとんどのキャラで構え(*5)や通常技のモーションを使い回しているのが一目見て分かり、必殺技も動きの硬さを感じさせる。 ただし動きは同じでも体格や見た目で差別化できているため、実際のゲーム上では意識して見ない限りさほど気にならない。 総評 当時ポリゴンが一般的な存在になり、ポリゴンを使ったゲームが多数出てきていたのだが、その中にあって本作はあえて「ポリゴンというグラフィックで2Dのゲーム性を表現する」という意欲的な試みが行われた作品である。 その結果作られた本作は、見た目こそ悪いものの中身はシンプル・イズ・ベスト。初心者でも入りやすく上級者にも遊び応え十分、ストリートファイターIIで形作られた2D格闘ゲームの面白さが純粋に凝縮されたゲームとして完成しており、その魅力は現在でも色褪せていない。 バージョンアップ版 その後しばらくしてバージョンアップ版である『 EX plus 』がリリース。 初代『EX』のインカムが好評だったことにより増販する流れになり、せっかくならアッパーバージョンを、という事で制作された。 やや大味だった初代『EX』からバランス調整され、中々の対戦バランスに仕上がっている。 スーパーコンボゲージが通常技の空振りでは溜まらなくなった代わりに、ファーストアタックや投げ抜け、リバーサルなどを行うとそれに応じてゲージが増えるようになった。 ボスのガルダとベガも使用可能になった。当然ながらプレイヤー版のボスは性能がマイルド調整されている。 新キャラとして、既存キャラのアレンジ性能ではあるが「殺意の波動に目覚めたリュウ」「血の封印を解かれたほくと」「サイクロイドβ・γ」も追加。 背景も無印からアレンジされている。ただし、この新背景は後述の家庭用には移植されなかった。 さらに『EX plus』をベースに追加要素を加えた『 EX plus α 』がプレイステーションで発売された。 家庭用オリジナルの追加キャラとしてダルシムとさくらが追加されている。コンパチが多い本作の中でも、どちらも既存キャラとは全く違うモーション・性能の持ち主。後にこの二人は正式に参戦した(ダルシムは『EX2』、さくらは『EX3』にて参戦)。 家庭用独自のモードが追加されているのだが、特に人気が高いのが「エキスパートモード」。「画面に表示されている課題をクリアしていく」モードで、最初は基本的な連続技が並ぶが、後半はかなり難解かつマニアック。AC版をやりこんだ者でも新たな発見があった。本作のチュートリアルも兼ねており、操作性の良さもあってやり応え十分。後年の他社製格闘ゲームにも同様のモードが採用されるなど、その功績は大きい。 その他、チームを組んで勝ち抜き戦を行える「チームバトル」、CPUを次々と倒していく「サバイバル」、そして隠しモードとして樽を壊していく「ボーナスゲーム」も用意されており、やり応えのある充実した移植になっている。 BGMがアレンジバージョンになっている。 エンディングテキストはアーケード版から一新。これによりアーケード版の文章は見られなくなったものの、全般的にPS版の方がテキストが多く、設定面の強化が図られている。 殺意の波動に目覚めたリュウは、このPS版で一新されたエンディングにて文章のみではあるが正気に戻る描写が行われた。AC版『EX plus』や、他の格闘ゲームで殺意リュウに個別エンディングがある場合、全て正気に戻らず失踪している(*6)。 ファミ通のやりこみ企画プレゼントでのみもらえた、樽壊しミニゲームのみを単独でゲーム化した限定版『EX plus α 樽』も存在する。 続編(参考記述) 続編として『EX2』と『EX2 PLUS』、『EX3』が製作されている。 ストリートファイターEX2 『 EX2 』は1998年5月にアーケードで稼働。使用基板が前作のZN-1から性能強化版のZN-2に移行、グーローシェーディング処理がされたことで初代のカクカクしたグラフィックから脱却し、キャラの表情も豊かになった。 だが、システム面では賛否両論。その原因は新システム「エクセル(エクストラキャンセルの略)」にある。一言で言えば『ZERO2』の「オリジナルコンボ」で、使うのが難しい上に使えるのとそうでないのとで実力差がかなり出るため。シンプルさを好んでいたプレイヤーには受けが悪かった。オリコン同様、標準システムとして組み込まれたためオフにする事もできない。 基本的にはオリジナルコンボ同様「制限時間中はあらゆる攻撃をキャンセルできる状態になれる」という内容だが、通常技<特殊技<必殺技という順位で下位の技へのキャンセルはできない(*7)上に、同じ技でのキャンセルは不可能のため、ボタンを瞬時に的確に順押ししていく事が求められるシステムとなっている。全ゲージを消費していたオリジナルコンボと違ってスーパーコンボ1回分のゲージ消費(*8)のため使う機会も多い。 また、キャラクターも大幅入れ替えとなり、新キャラが増えた反面前作のキャラの多くが削られた。(*9) エクセル以外の新システムとして、スーパーキャンセルでガードブレイクを出せる「キャンセルブレイク」が追加。不意を付いてガードブレイクを出すことができるが、代わりにヒットさせてものけぞり時間が短い。また、キャンセルブレイクを入力した時点で相手のガード硬直が解ける仕様となっているため確定状況は存在せず、あくまで「奇襲技」となっている。 「竜巻旋風脚」がケンのみ2D版と同じ動作になったり(リュウは『EX』の動作のまま変更無し)、リュウに真・昇龍拳、春麗にゴメンネ攻撃やLV3専用の巨大な気功掌が搭載されるなど、新技もいくつか追加されている。 『 EX2 PLUS 』は1999年7月にアーケードで稼働したEX2のバージョンアップ版。初代EXからプルム、ダラン、ベガが復活し、ストIIからサガット、新キャラとしてロッソとエリアが登場。 エクセルが調整されて少し使いやすくなり、同じ技でもキャンセル可能だがその場合は威力が激減するようになった。やはりエクセルが『ZERO』シリーズのオリコンのように猛威を振るってはいるが、対戦バランスは無印よりも向上している。 演出面でも強化され、派手な3ゲージ技「メテオコンボ」が標準システムとして全キャラに搭載。 ボーナスステージも追加。一つは敵のサイクロイドにエクセルのみでダメージを与えて倒す、もうひとつは落下してくる隕石と人工衛星を破壊するというもの。どちらもクリアすると次ステージのゲージにボーナスがかかる。 なお、隠しボスとして白い服を着たベガの強化版「ベガII」が登場するのだが、出現条件がかなり厳しい。 + 出現条件 ※AC版/PS版共通 1、全ラウンドを1ラウンドも落とさずストレートで勝利する。 2、1の条件を満たす(全ラウンド勝利)際、1度もタイムオーバー勝ちをしていないこと。 3、シャドウガイストかカイリのどちらか、または両方に勝利している。当然ながらCPU戦でのシャドウガイスト/カイリの出現条件を満たすことが必須。 4、ベガ戦の全ラウンドをスーパーコンボ、メテオコンボ、エクセルのいずれかで勝利を決める。但し、その内最低1回はメテオコンボフィニッシュで勝利していること。 これらの条件を全て満たした場合、7ステージ目のベガ戦終了後に出現する。尚、ベガⅡ戦に敗れると強制バッドエンドとなり、コンティニューも不可。 プレイステーション移植版『EX2 PLUS』は1999年12月24日発売。前作のエキスパートをさらに進化させた「トライアルモード」を搭載。さらに、もっと難しい内容の問題を解く「マニアックモード」も用意されている。 また、AC版ではEX2のキャラで唯一ハヤテだけが削除されていたが、PS版では隠しキャラとしてPLUS仕様に性能を調整されて復活している。 その他、キャラのリプレイを録画して好きなアングルで再生できる「ディレクターモード」等を用意。 以上の点により、家庭用前作『EX plusα』同様充実した内容となっているため良移植である。次作の『EX3』の評判が芳しくないこともあり、本作が『EXシリーズの最高傑作』に挙げられることが多い。 ストリートファイターEX3 『 EX3 』は、AC展開はされずPS2のロンチタイトルとして2000年3月4日に発売された。しかしほぼタッグバトル強制かつ完成度の低い内容や、綺麗になったものの造形に癖のあるポリゴングラフィック等により、クソゲー呼ばわりされることもしばしば。タッグ前提なのにキャラが同時に何人も登場すると頻繁に処理落ちを起こしたり、ところどころで見受けられる妙な挙動のバグなど作りこみの甘い要素が目に付く内容。 ガードブレイクが無くなったが、しゃがみガードのみに向けた中段技の「ハードアタック」が替わる形で採用されている。 ゲージ消費無しとしゃがみガードしか崩せない点以外はガードブレイクとほぼ共通。なお、立ち・空中の相手やモメンタリーコンボでキャンセルした場合はヒットさせてものけぞりが短く追撃できない。 ガードは基本しゃがみガードをして、相手が空中にいる時は立ちガードをするのが格ゲーのセオリーだが、ゲージ消費なしで発動できるハードアタックによって新たな読み合いが生まれている。 このシステムは、同じくアリカ開発のアーケードゲーム『ファイティングレイヤー』からの逆輸入である。 前作で猛威を振るったエクセルは廃止。 代わりに「モメンタリーコンボ」や「タッグコンボ」が搭載されたため、慣れが必要だがコンボ重視のゲーム性であることは前作までと同様。 モメンタリーコンボは相手に必殺技がヒットした直後の僅かな間にボタン入力すると強制キャンセルして別の必殺技が発動すると言う物なのだが、追加の攻撃が当たらなかったり暴発して隙が生まれたりと調整不足が目立つ。特にボタン連打技は意図せず出てしまう。 本作の対戦モードは、タッグバトル(VSシリーズのような交代制)・ドラマティックバトル(画面に3キャラ以上同時に出て戦う)・チームバトル(1~5キャラ複数人でチームを組んで先発が倒されると次が出る)になっており、普通の1対1のモードがない(パートナー同時操作はCPUに任せる事が可能)。 チームバトルで両者1キャラ設定にすれば1対1に出来なくもないがラウンドなどの概念が無いため、純粋なシングルバトルは出来ない。 一人用のモードは最初は選択キャラのみでスタートするが、前述の様々なシステムで現れる敵を倒して仲間にしつつ進んでいくと言う変則的な形式。 単純にクリアするだけなら難易度が非常に低く、最も高いハードにしても簡単に勝ててしまう。 ただし各ステージには試合中に特定条件を満たすと得られる「メダル」が設定されており、高ランクのメダルほど獲得が厳しくなっていく。 本作独自のキャラクターエディットモードとしてエースというキャラをカスタマイズして育てることが出来る。エースを使って前作までのような「トライアル」の問題を解いていき、経験値を溜めて技を買って覚えて装備していくといった形式。 しかしトライアルモードがこれに吸収されてしまったため、各キャラ毎の課題などは残念ながら今作には無い。 スーパーコンボフィニッシュなどでなぜかアシュラ像などが表示されるという謎なセンスの演出も賛否両論。 本作には、前作『EX2 PLUS』に登場したほぼ全キャラ(ただしハヤテを除く)と、復活キャラでさくら・殺意リュウが登場するのだが、完全な新キャラはエディットキャラのエースしか居ない。 しかも前作ではデフォルトで登場していた過去キャラクターのうち何名かが今作では何故か隠しキャラ枠に回されている。 前作とキャラクター数が大差ないことを省みた場合、本作は遊べるモードが少なく、グラフィックの質などを差し引いても前作の方が内容的に充実しており、続編にもかかわらず見劣りしてしまう。 余談 『3D格闘ツクール』に本作からスカロマニアがゲスト出演している。 ストII出身のキャラ12人の中ではエドモンド本田とM・バイソンがシリーズ最後まで参戦しなかった。バイソンについてはジャックが性能をほぼ引き継いでいるが、本田は影も形もない。 後に、同じアリカ開発による『ファイティングレイヤー』(ナムコ販売)というアーケード格闘ゲームが稼動しており、一部本作と共通するキャラも登場する。意欲的なシステムと個性的なキャラを売りとする作品だが、アクの強さで受けは悪く移植もされていないためほとんど出回っていない。 しかし初心者でも手軽にコンボを出せたり上級者にも深い読み合いが出来るなど完成度は悪くなく、現在も稀に大会が行われているほど熱心なファンを生んでいる。 画面にでかでかと表示される漢祭りの文字、プロレスラーの股間を突き出す必殺技、キノコを育てて戦うキャラ、猛獣と闘う一人用、「ラブソルジャー」といった本作の持つ独自性は見ごたえあり。 また、カプコンからも同様に従来の2D格ゲーのコマンドやゲームシステムをベースにした3D格ゲー『私立ジャスティス学園』などがリリースされた(ただし、そちらには任意の軸移動が実装されている)。 ストEXシリーズはPS版『EX plus α』『EX2 PLUS』共に、ゲームアーカイブスでは未だ配信されていない。 アリカの三原氏によると、「カプコンさんの判断でアーカイブス化はできません」との事(→参照)で、残念ながら、これからもアーカイブ化される予定は無いようだ。 かつてネット上で「『ガルダが豪鬼より強い設定になった』『カイリが豪鬼を殺害した』などの設定がEXシリーズで勝手に付けられてカプコンが激怒した」といった噂が一時期広まっていたが、2011年にアリカ副社長の三原氏本人が否定している。これらはデマである模様。 カプコンの公式イラスト集にはEXシリーズのイラストがしっかり収録されていたり、『スト4』公式ブログでもEXシリーズに触れられており、『ストリートファイターV』公式サイトの歴代シリーズを紹介する『シャドルー格闘家研究所』のキャラ図鑑でもEXシリーズキャラが紹介され正式に世界観に組み込まれるなど、カプコン側も特に怒っている様子は見られない。そもそもアリカの社長である西谷氏はカプコン出身で、本家ストIIシリーズにおける開発の中心として大きく関わった古株(*10)であり、上述したキャラ図鑑でもコメントを寄せている。 『EX2』以降より豪鬼が非参戦となったことで、ユーザーの憶測からネット上で「豪鬼が死んだ」等のデマが広まってしまったと思われる。 『ストリートファイター』で3D化されたタイトルは長らく『EX』シリーズのみであったが、2008年7月18日に『ストリートファイターIV』が稼動したことにより初めてメインシリーズの3Dグラフィック化が実現した。 漫画『こち亀』の121巻には『EX3』の裏パッケージらしき写真が掲載されている。 後継作品 2011年に入ってから、EXっぽい映像が公開されたり、ニンテンドー3DS上で見られるEXっぽい立体写真が公開されたりしている。 ついには2017年4月1日にEXの続編を思わせるPVまで公開されている。残念ながらこれは公開日付通りのエイプリルフール企画だったが、今後に繋げたいと西谷氏は語っていた。 その願いが叶ったのか、世界格闘ゲーム大会「EVO2017」のステージで「謎の格闘ゲーム」としてこのエイプリルフール企画が実際にPS4向け製品として開発されるという発表が行われた。 そして2018年6月28日に正式名称『ファイティングEXレイヤー』としてPS4ダウンロード専売で発売された(*11)。実に15年以上ぶりのシリーズ後継作の登場となる。(*12) タイトルこそ『ファイティングレイヤー』とそっくりではあるが、登場するキャラは『ストEX』シリーズのアリカオリジナルキャラが中心で、『ファイティングレイヤー』のオリジナルキャラは登場していない。 更に2021年4月1日に、Nintendo Switch版『FIGHTING EX LAYER -ANOTHER DASH-』が基本無料のダウンロード専売タイトルとして配信された。「FIGHTING EX LAYER 第二章開幕!」とのキャッチコピーで、FEXLシリーズのアナザータイトルの位置づけ。システムに変更が見られる。
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STREET FIGHTER EX STREET FIGHTER EX plus STREET FIGHTER EX plus α 機種:AC, PS サウンドクリエイター:細江慎治 (SHINJI "MEGA" HOSOE)、佐宗綾子 (AYAKO "AYA" SASO)、相原隆行 (TAKAYUKI "J99" AIHARA) サウンドプロデュース&ディレクション (PS):細江慎治 開発元:アリカ 発売元:カプコン 発売日:1996年12月、1997年4月 (plus)、1997年7月12日 (PS) 概要 『ストリートファイター』を3D化した『ストリートファイターEX』シリーズの初代。 『plus』は初代EXのバージョンアップ版で、『plus α』は『plus』の家庭用移植版。 音楽は旧ナムコ陣によるアリカサウンドチームが担当している。 一部の曲は本作発表以前にCDアルバム「escape goat」にて先行発表されていた。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Street Fighter EX 相原隆行 Character select 佐宗綾子 Rising Dragoon 相原隆行 光の守護神 佐宗綾子 天脚舞歌 細江慎治 Cold pipe 佐宗綾子 Strange sunset 佐宗綾子 夜桜満開 細江慎治 Under tube 細江慎治 Arabesque 相原隆行 Garnet sky 佐宗綾子 Amusementive Crime 相原隆行 Irreconcilably 相原隆行 Stronger 細江慎治 God Hands 相原隆行 New challenger 佐宗綾子 Stage Clear 相原隆行 Staffroll 佐宗綾子 Continue 細江慎治 Game Over 相原隆行 アレンジサウンドトラックス 収録曲 Rising Dragoon 相原隆行 PS版に流用 光の守護神 佐宗綾子 PS版に流用 Strange sunset 佐宗綾子 夜桜満開 作:細江慎治編:安井歩 Under Tube 細江慎治 Amusementive Crime 作:相原隆行編:安井歩 Garnet Sky 作:佐宗綾子編:高橋秀男 Arabesque 相原隆行 Cold Pipe 作:佐宗綾子編:安井歩 God Hands 作:相原隆行編:安井歩 Irreconcilably 相原隆行 PS版に流用 Stronger 作:細江慎治編:安井歩 天脚舞歌 細江慎治 plus α 追加・アレンジ曲 Street Fighter EX 相原隆行 オープニング Character select 佐宗綾子 Amusementive Crime 相原隆行 Arabesque 相原隆行 プルムプルナ Precious Heart 相原隆行 サクラ追加曲 格闘ゲーム334位 God Hands 相原隆行 ゴウキ Heat Wind 佐宗綾子 ダルシム追加曲 Strange sunset 佐宗綾子 Cold pipe 佐宗綾子 Garnet Sky 佐宗綾子 ジャック 夜桜満開 細江慎治 ホクト 天脚舞歌 作:細江慎治編:佐宗綾子 チュンリー Under tube 細江慎治 Stronger 細江慎治 ガルダ 格闘ゲーム334位第2回マイナーゲーム342位 Future Objects 細江慎治 サイクロイド追加曲 New challenger 佐宗綾子 Result 相原隆行 Continue 細江慎治 Stage Clear 相原隆行 Ending 佐宗綾子 Staffroll 佐宗綾子 Game Over 相原隆行 サウンドトラック ストリートファイターEX ストリートファイターEX アレンジサウンドトラックス ストリートファイターEX2 PS版楽曲を一部収録。「夜桜満開」を「SAKURA MANKAI」、「天脚舞歌」を「SPINNING BIRD」としていた FIGHTING EX LAYER Soundtracks escape goat 「夜桜満開(同アルバムでは「sakura満開」)」「Amusementive Crime」「Cold pipe」の原曲を収録
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ストリートファイターII part73-166-168 166 ストリートファイターII sage ▼ 2021/09/03(金) 19 10 58.38 ID 90fwHIKN0 [1回目] ストリートファイターII アーケードでは1991年、SFCでは1992年発売の格闘ゲーム。アーケードとSFCではエンディングがちょっと違う。 スイッチ発売のストリートファイターコレクションのアーケードでプレイ。ひらがなは漢字にしました。 ●リュウ 日本 格闘家 さあ、表彰式だ。 なにいっ、リュウがいない! いったい、どこへ……。 真の格闘家を目指す為、彼は、新たなる戦いを求めて行った…。 ●ケン アメリカ リュウのライバル け~ん! おおイライザ、なぜこんなところに!? あなたを追って来たのよ! イライザ…。 (タキシードとウェディングドレス、結婚式のテーマが流れる。) ●エドモンド本田 日本 力士 どすこ~い どすこ~い。ホンダの猛稽古は、世界一になっても変わらない。 ちゃんこじゃ~。みんな、ちゃんこをくいまくれ。 そしてもっともっと、強くなるんじゃ~。 弟子たちに囲まれ、幸せな本田であった。 ●春麗 中国 女性刑事 (お墓に花を供えて。) お父さん、これで悪の組織は壊滅しましたわ。安らかに眠ってください。 (頭のお団子を外して髪を伸ばす。) もうくよくよしていられないわ。今日から普通の女の子にな~ろうっと! ●ブランカ ブラジル 発電できる怪人 (勝利のポーズをするブランカの下に、女性が駆け寄る。) あ、あなた、もしかして私の子供……!? えっ、あなたは誰ですか? 人違いかしら……? そ、そのブレスレットは!! ジミーの誕生日にあげた…。 おかあさん! ジミー! おかあさん! ジミー! おかあさん! (泣きながら二人が抱き合う。) 167 ストリートファイターII sage ▼ 2021/09/03(金) 19 12 12.27 ID 90fwHIKN0 [2回目] ●ザンギエフ ロシア レスラー (ロシアの大統領がヘリに乗って駆け付ける。) 同志ザンギエフくん。君は、レスリングによる国際交流によく勤めてくれた。 これで私のペレストロイカも、より多くの人々に理解された事だろう。 それでは、いつもの奴をしようではないか! (ザンギエフ、大統領、ボディガード達が揃ってコサックダンス。) 大統領、なかなかやりますな。 はっはっはっ、健康にはこれが一番! さあ~、皆さんご一緒に!! ●ガイル アメリカ 軍人 (ベガの胸ぐらを掴み上げるガイル。) ベガ、俺を忘れたとは言わせないぜ。 …お、お前はガイルか! ふっ、強くなったな、殺しな…。 (そこにガイルの妻と娘が走り寄ってくる。) あなた~、やめて。 …ユリアか…。 あなた、彼を殺してもナッシュは生き返らないわ。 見て、この子はあなたの子よ。もう一度、私達とやり直して。 しかし、俺は君を捨てた…。 お父さん、お母さんは今でもあなたを愛しているのよ。 く……。 (切り替わり、ガイルの自宅。暖炉の前で娘と共にソファーでくつろぐガイル。) お茶が入ったわよ。あなた、どうしたの…。 ん…いや…、長い夢を見ていたようだ。 ●ダルシム インド ヨガ (象に乗って夕日の中を帰郷するダルシム。) これでようやく家に帰れるな。長い戦いだった…。 三年後。 (無ず子と一緒にご飯を食べるダルシム。壁に表彰台の写真が飾られている。) お父さん、あの写真は? あれは昔、父さんがな…。 168 ゲーム好き名無しさん sage ▼ 2021/09/03(金) 19 13 04.46 ID 90fwHIKN0 [3回目] 投下終了。 アメリカのボクサーのバイソン。スペインのかぎ爪のバルログ。 タイのムエタイ王者サガット。悪の総統ベガの四天王はストーリーでは使えない。
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【作品名】ストリートファイターⅢ 【ジャンル】格ゲー 【先鋒】Q 【次鋒】トゥエルブ 【中堅】ヒューゴー 【副将】ネクロ 【大将】ショーン 【先鋒】 【次鋒】 【中堅】 【副将】 【大将】 【属性】先鋒からロボット、人造人間、人間、改造人間、人間 【大きさ】常人並 【攻撃力】エアーズロック(標高868m、9.4km)を手刀で両断する奴と同等の攻撃力 【防御力】エアーズロック(標高868m、9.4km)を手刀で両断する奴の攻撃に耐えて戦闘続行可能 【素早さ】達人格闘家並み 参戦 vol.59 119 vol.60 705 格無しさん sage 2008/07/24(木) 21 11 55 ストリートファイターⅢ考察 並の山破壊より強いが素早さがないのでとりあえず山破壊から ×FINAL FANTASY Ⅳ 【先鋒】巨人は壊せる。ゴルベーザには攻撃当たらない。 【次鋒】飛んでたら倒せない。黒魔法負け。 【中堅】歌負け 【副将】黒魔法負け 【大将】当たらない倒されない 3敗2分け ×ヴァンパイア十字界 【先鋒】【次鋒】【中堅】当たらない倒されない 【副将】さすがに小惑星負け 【大将】腐食負け 2敗3分け △ACE COMBATシリーズ 【先鋒】【次鋒】水中に潜られると攻撃できない。分け。 【中堅】【副将】【大将】飛ばれたらどうしようもない。ギリギリ耐えることはできるか。 5分け △聖戦士ダンバイン 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】攻撃当たらない。分け。 5分け ×真説 魔獣戦線 【先鋒】空から岩落とされると攻撃できず 【次鋒】攻撃当たらない、分け 【中堅】吸収負け 【副将】【大将】無理 3敗2分け 全然無理そう。下へ。 ×仮面ライダークウガ 【先鋒】普通に威力高い、負け。 【次鋒】当たらない倒されない 【中堅】電撃キック負け 【副将】【大将】殴られ負け 4敗1分け ×パワプロクンポケットシリーズ 【先鋒】【次鋒】【中堅】当たらない倒されない 【副将】砲弾負け 【大将】バット負け 2敗3分け ここから下、ロマサガあたりまで攻撃がさっぱり当たらず下がっていく。 ○仮面ライダー電王 【先鋒】【次鋒】相手が巻き付きにくれば倒せる 【中堅】当たらない倒されない 【副将】時間干渉負け 【大将】当たらない倒されない 2勝1敗2分け △三国志大戦 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】当たらない倒されない 5分け 706 格無しさん sage 2008/07/24(木) 21 12 27 ×DRAGON QUEST Ⅲ そして伝説へ… 【先鋒】【次鋒】見えないのでバシルーラ負け 【中堅】見えないのでラリホー負け 【副将】ラリホーが効くか不明。効かなければ二手目の前に殴って勝ち、効けば負け 【大将】ラリホー負け 1勝4敗or5敗 △エンジェルフォイゾン 【先鋒】【次鋒】ギリギリ対応できる速さ、勝ち 【中堅】可逆の炎負け 【副将】分子分解負け 【大将】当たらない倒されない 2勝2敗1分け ○ガンガンヴァーサス 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】攻撃に耐えて殴り勝ち 5勝 ×DRAGON QUEST Ⅵ 幻の大地 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】死の踊り負け 5敗 ×エンジェル・ハウリング 【先鋒】【次鋒】倒せない倒されない 【中堅】殴り勝ち 【副将】【大将】熱され負け 1勝2敗2分け △Dears 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】3km落下したぐらいじゃ死なないだろうが、相手に攻撃当てるのは無理 5分け ○Arc The Lad シリーズ(ゲーム) 【先鋒】【次鋒】速さの差で打撃勝ち 【中堅】空爆されても平気だが攻撃できない 【副将】頑張って近付いて打撃勝ち 【大将】災害で倒されはしないが上昇されると打つ手なし 3勝2分け ○クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉 【先鋒】【次鋒】肉弾戦挑んでくるなら何とかなる 【中堅】オナラ負け 【副将】肉弾戦挑んでくるなら何とかなる 【大将】こいつは肉弾戦を挑むメリットがない。遠くからカンタムパンチ撃たれて分け。 3勝1敗1分け ○Magic The Gathering 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】この大きさ相手なら勝てる 【大将】分け 4勝1分け Dears=ストリートファイターⅢ 壁下も速いのが多いし、3連敗せず勝てるかどうかも怪しいっちゃあ怪しいが vol.92 571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/22(月) 21 39 21 ID 8q6J/Rtn 568 ストリートファイターは直接の続編になるのかな? まあとりあえずシリーズでまとめちゃった方がいい気がする
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ストリートファイターII part73-166-168 166ストリートファイターIIsage▼2021/09/03(金) 19 10 58.38ID 90fwHIKN0[1回目] ストリートファイターII アーケードでは1991年、SFCでは1992年発売の格闘ゲーム。アーケードとSFCではエンディングがちょっと違う。 スイッチ発売のストリートファイターコレクションのアーケードでプレイ。ひらがなは漢字にしました。 ●リュウ 日本 格闘家 さあ、表彰式だ。 なにいっ、リュウがいない! いったい、どこへ……。 真の格闘家を目指す為、彼は、新たなる戦いを求めて行った…。 ●ケン アメリカ リュウのライバル け~ん! おおイライザ、なぜこんなところに!? あなたを追って来たのよ! イライザ…。 (タキシードとウェディングドレス、結婚式のテーマが流れる。) ●エドモンド本田 日本 力士 どすこ~い どすこ~い。ホンダの猛稽古は、世界一になっても変わらない。 ちゃんこじゃ~。みんな、ちゃんこをくいまくれ。 そしてもっともっと、強くなるんじゃ~。 弟子たちに囲まれ、幸せな本田であった。 ●春麗 中国 女性刑事 (お墓に花を供えて。) お父さん、これで悪の組織は壊滅しましたわ。安らかに眠ってください。 (頭のお団子を外して髪を伸ばす。) もうくよくよしていられないわ。今日から普通の女の子にな~ろうっと! ●ブランカ ブラジル 発電できる怪人 (勝利のポーズをするブランカの下に、女性が駆け寄る。) あ、あなた、もしかして私の子供……!? えっ、あなたは誰ですか? 人違いかしら……? そ、そのブレスレットは!! ジミーの誕生日にあげた…。 おかあさん! ジミー! おかあさん! ジミー! おかあさん! (泣きながら二人が抱き合う。) 167ストリートファイターIIsage▼2021/09/03(金) 19 12 12.27ID 90fwHIKN0[2回目] ●ザンギエフ ロシア レスラー (ロシアの大統領がヘリに乗って駆け付ける。) 同志ザンギエフくん。君は、レスリングによる国際交流によく勤めてくれた。 これで私のペレストロイカも、より多くの人々に理解された事だろう。 それでは、いつもの奴をしようではないか! (ザンギエフ、大統領、ボディガード達が揃ってコサックダンス。) 大統領、なかなかやりますな。 はっはっはっ、健康にはこれが一番! さあ~、皆さんご一緒に!! ●ガイル アメリカ 軍人 (ベガの胸ぐらを掴み上げるガイル。) ベガ、俺を忘れたとは言わせないぜ。 …お、お前はガイルか! ふっ、強くなったな、殺しな…。 (そこにガイルの妻と娘が走り寄ってくる。) あなた~、やめて。 …ユリアか…。 あなた、彼を殺してもナッシュは生き返らないわ。 見て、この子はあなたの子よ。もう一度、私達とやり直して。 しかし、俺は君を捨てた…。 お父さん、お母さんは今でもあなたを愛しているのよ。 く……。 (切り替わり、ガイルの自宅。暖炉の前で娘と共にソファーでくつろぐガイル。) お茶が入ったわよ。あなた、どうしたの…。 ん…いや…、長い夢を見ていたようだ。 ●ダルシム インド ヨガ (象に乗って夕日の中を帰郷するダルシム。) これでようやく家に帰れるな。長い戦いだった…。 三年後。 (無ず子と一緒にご飯を食べるダルシム。壁に表彰台の写真が飾られている。) お父さん、あの写真は? あれは昔、父さんがな…。 168ゲーム好き名無しさんsage▼2021/09/03(金) 19 13 04.46ID 90fwHIKN0[3回目] 投下終了。 アメリカのボクサーのバイソン。スペインのかぎ爪のバルログ。 タイのムエタイ王者サガット。悪の総統ベガの四天王はストーリーでは使えない。